平成20年度特別支援教育実践講座の様子
<期日>
平成20年8月11日(月)、12日(火)
<受講者>
小学校40名 中学校16名 高等学校4名 特別支援学校4名 計64名
<講座内容と様子>
●講義「行動面の支援の実際」
●講師:松山市立椿中学校 向井博子 教諭
行動面に困難さのある児童生徒への支援の実際として、通級指導教室における実践例を紹介していただきました。ワークシートなど、活用できる資料も参考になりました。
●講義「行動分析の意義と方法」
●講師:愛媛県総合教育センター 森本久美 研究主事
行動分析の意義とその手法を知り、児童生徒の行動の意味や背景を理解する方法について学びました。
●班別協議「特別な教育的ニーズのある児童生徒への支援」
各校における事例を基に、対象児童生徒の特性に応じた支援の在り方や学校の実情に応じた支援方法について協議を行いました。

●講義「個別の教育支援計画と個別の指導計画」
●講師:愛媛県総合教育センター 大野泰伸 研究主事
個別の教育支援計画と個別の指導計画の意義、個別の教育支援計画の策定や個別の指導計画作成の手順、留意点等について確認しました。
●班別演習「個別の指導計画の作成と活用」
1日目に班別で協議した事例から一つを取り上げ、実態把握、目標、支援内容について話し合いながら、個別の指導計画を作成しました。
●講義「心理検査を生かした支援の実際」
●講師:松前町立松前小学校 中地美夕起 教諭
WISC-3を中心に、児童生徒の特性を理解するための心理検査の活用について、通級指導教室における事例を通して理解を深めました。
●講義「発達障害者支援センターの取組と保護者支援」
●講師:愛媛県発達障害者支援センター 高杉裕美 相談員
発達障害者支援センターの取組について事例を通して紹介していただき、保護者への支援の在り方についても理解を深めました。
<主な意見(アンケートより)>
○ 講義について
- 専門機関の方々の講義内容が分かりやすく充実していた。力づけられた。実際的、具体的で勉強になった。現在取り組んでいることを聞けるのは大変参考になる。
- 理論的な内容、実践的な内容、関係機関の取組など、様々な面からの話が参考になった。
- 中→高→就労の難しさを感じたが、一つずつ相談しながら解決の糸口があるのではないかと感じた。
- 漢字が書けない子、音読がたどたどしい子の事例をさらに詳しく聞きたい。
- 資料について、文字が小さく読みにくいものがあった。読みやすい大きさの文字だとありがたい。
- 講義(聞くこと中心)は1コマ1時間以内だとより集中して聞ける。
- それぞれ5分程度の質問の時間があるとよかった。
- 課題もあり大変だったが、具体的な話ができた。知り合いの先生も増えた。いろいろな経験の先生や各校種の先生から様々な意見や経験が聞けて勉強になった。
- グループ討議が活発になるよう配慮してもらった。協議の進め方が参考になった(時間を意識して進める)
- もう少し時間があるとよい。
- もう少しテーマを絞ると話合いが深まったと思う。
- 事例については、回収、処理するとよい。
- グループのみんなと話合いながら作成し、勉強になることがたくさんあった。チームで立案することのよさを感じた。(担当者の負担軽減、より多くの教職員の共通理解)
- 校内のケース会議等に活用できる内容であった(生かしていきたい)。
- 講義と演習の組合せで、個別の指導計画の作成方法などが理解でき、参考になった。
- これまで、教員の「させる」的な発想で作成していたことを反省した。
- 作成したものについてのアドバイス等があるとより深まる。
- 小中学校とは温度差が大きいので、高校のみの研修を実施してほしい。
- もう少し早い時期(7月中か8月初め)にあると、学校現場で生かせることが多い。
- 特別支援教育が、地域での就労支援まで結びつけるものに進展してほしい。リーフレットなどが地域で目に触れる機会を増やし、周囲の見方が変わってほしい。
- 高校への入学や就労、生活面のことについて知りたい。
○ 担当者より
これらの意見を参考にして、来年度のよりよい講座運営ができるよう見直していきたいと思います。ありがとうございました。

