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義務教育課長メッセージ(平成30年12月1日)

「新しい時代に期待を込めて」

平成最後の12月を迎え、今年も残すところ、あと1か月となりました。

各学校では、学期末の事務処理や個別懇談会等に向けた準備が進められていることと思います。終業式の日には、子どもたち一人一人をしっかりと見つめながら通知表を渡し、それぞれの2学期の頑張りや良いところを認めたり褒めたりしてあげてください。きっと先生方の温かなまなざしと愛情のこもった言葉が、3学期の意欲へとつながるはずです。


 県教育委員会では、
平成32年度から、小学校においてプログラミング教育が始まることを踏まえ、先月18日に小学生を対象として「プログラミング名人フェスタinえひめ」を開催しました。当日は、子どもたちのコンピュータ操作に対する順応の速さや、自由な発想でプログラムを改良し、思考を深めていく姿に感銘を受けました。フェスタ後のアンケートによると、参加した全ての児童がプログラミング体験を楽しむことができ、今後もこのようなイベントに参加したいと感じており、プログラミングへの関心の高さが伝わってまいりました。今後、参加した児童の中から、日本だけでなく世界で活躍する「プログラミング名人」が出てくることを期待しています。


 ところで、今年もスポーツ界では、若い世代の活躍が見られました。水泳の池江璃花子(いけえ
りかこ)選手、フィギィアスケートの紀平梨花(きひらりか)選手、体操の谷川翔(たにがわかける)選手をはじめ、年齢に関係なく、勝つか負けるかという厳しい勝負の世界で戦い、輝かしい戦績を残した選手が多くいます。卓球の伊藤美誠(いとうみま)選手もその一人です。彼女は、ワールドツアーで優勝しましたが、そこに至るまでに、大舞台で戦績を残さなければならない緊張感や敗戦による悔しさを何度も味わったと思います。ツアー優勝後のインタビューでは、「すごく自分のプレーを研究され、対策を講じられている。対策を練られても、それを乗り越えられるよう成長し続けていきたい」という内容の気概に溢れた言葉を残しています。

若い世代の活躍は、彼らの勝利に対する強い思いはもちろん、目標とする先輩や、切磋琢磨する良きライバルの存在、そして何より、その競技が「好き」という気持ちが原動力となっているのだと思います。私たちも、目の前にいる子どもたちのスポーツや学習に対する「好き」を大切にしながら、様々な課題を克服し、新しい時代をしっかりと自分の力で生き抜く力を子どもたちに育んでいきたいものです。


 この師走の時期は、日没も早い上に、懇親会や忘年会なども増えてくると思います。先の教育長メッセージにあった通り、教育に携わる公務員としての崇高な使命と責任を自覚し、自らを律することで、交通事故や飲酒運転をはじめとする不祥事を起こすことなく、子どもたちはもちろん、保護者をはじめ、地域の方々の期待と信頼に応える学校づくりに努めてまいりましょう。

来年は、平成最後の亥年、新年号最初の亥年です。この年末年始は、時代の転換期を迎える年末年始だということを感じつつ、新たな時代に向け、心も体もリフレッシュさせてください。

 

義務教育課長メッセージ(平成30年11月1日)

 

「君たちはどう生きるか」
 

始めにお願いがあります。

とても残念なことですが、このところ、教職員による不祥事が相次いで発生し、憂慮すべき事態となっていることから、先月末、臨時市町教育長会を開催しました。冒頭、県教育委員会 三好教育長は、県内小中学校のほとんどの教職員が、子どもたちの健やかな成長のために日々全力で取り組んでおられることへの感謝の思い、しかしながら、一部教職員の軽率な行動が、子どもたちの心に深い傷を残し、愛媛教育への信頼を大きく損ねることへの残念な思いを強調されました。そして、各市町の教育長に対し、「教育長メッセージ」を作成したので、教職員一人一人に確実に伝えてほしいと話されました。

皆さんの手元には、既に教育長メッセージが届いていることと思います。三好教育長の思いを一人一人がしっかと受け止め、子ども、保護者、地域の方々の信頼に応えられる教育の推進により一層努めていきましょう。

 さて、金木犀の季節になりました。どこからともなく漂ってくる金木犀の香りは、秋の深まりを感じさせます。秋と言えば、「食欲」「スポーツ」「読書」「芸術」…、さまざまな事柄を連想させてくれます。このところ、日本人の活躍がめざましい「ノーベル賞」も、秋の風物詩の一つかもしれません。

 

今年度、京都大学名誉教授、本庶 佑(ほんじょ たすく)さんが、ノーベル医学・生理学賞を受賞されました。これまでに本庶さんは、様々な場面でご自身の研究に対する思いについて語られています。心惹かれるものが数多くありますが、その中でも、特に私の心に残った言葉が、次の「6つのC」です。

“好奇心(Curiosity)を大切に、勇気(Courage)を持って困難な問題に挑戦(Challenge)し、必ずできるという確信(Confidence)を持ち、全精力を集中(Concentration)させ、あきらめずに継続する(Continuation)ことで、時代を変革するような研究を発信することができる。”

「何に興味を持ち、何に全精力を注いでいくか」を大切にし、真実を追求し、研究者として生きてこられた本庶さんならではの言葉です。また、これまで「どう生きるか」ということを、自問自答し続けてこられたことが想像できます。

 先日、県内の公立全中学校をはじめ、職場体験学習受入企業等に「漫画 君たちはどう生きるか」の表紙絵を使用した「えひめジョブチャレンジU-15事業」のポスターを配付しました。すでに目にされた方も多いのではないでしょうか。このポスターには、中学生に主人公「コペル君」のように自分自身で生き方を考えながら、成長してほしいという強いメッセージを込めています。「緊張の1日目、仕事を覚える2日目、仕事に慣れる3日目、創意工夫の4日目、感動の5日目」、5日間の職場体験学習を通して、学んだことや考えたことを大切にするとともに、将来の理想の自分を見据え、この経験をこれからの生き方を考えるきっかけにして貴重な十代の一日一日を大切に過ごしてほしいと思います。

 AIの飛躍的な進化や職業の変化など、今まで以上に将来を予測することが困難な時代が到来すると言われます。しかし、どんなに技術が進化したとしても、人と人との関わりがなくなることはありません。「どのように自分らしく生きるか」と同様に「人としてどう生きるか」ということも日々の教育活動を通して、それぞれの立場で伝え続けてほしいと思います。

 

義務教育課長メッセージ(平成30年10月1日)

「備えあれば・・・」

 

気が付けば、朝夕に吹く涼しい風に乗って、キンモクセイの香りが漂う好季節となりました。

 

毎年、秋には学習発表会や文化祭等の特色ある学校行事のほか、県内各地で陸上大会や新人戦等の各種スポーツ大会が開催され、子どもたちが、それまでに身に付けてきた力を一生懸命に発揮している姿が見られます。これらの活動は、子どもたちにとって、自分自身の成長を知るよい機会になるとともに、先生方にとっても、自分の指導を振り返る機会ともなります。

 

先日、全米オープンテニス女子シングルスで優勝した大坂なおみ選手のコーチであるサーシャ・バイン氏の指導方法がテレビで取り上げられていました。練習嫌いな上に、引っ込み思案な性格の大坂選手は、物事をネガティブにとらえるところがあり、試合中に思い通りのプレーができなければ、泣き出してしまうなど、メンタルの弱い面があったそうです。そのような彼女に対し、バイン氏は、できるだけ楽しく、ポジティブな雰囲気を作ろうと、練習前のアップから笑顔で併走し、トレーニングでも一緒に汗を流し、またユーモアを交えながら語りかけるなど、笑いが絶えない練習を取り入れました。そして、試合中には、「君ならできる。」と常にポジティブに、大坂選手を支え続けました。バイン氏は、「選手は一人一人違い、成功の形式もない。ベストを引き出すためには、どうすればいいかを個々に考える。」と語っています。

このエピソードは、私たちにとって参考になることが多く含まれています。子どもたちの輝かしい未来に備えて、一人一人の個性を引き出す指導の工夫は、教えの専門家である私たちに求められる最も重要な資質の一つです。

 

ところで、今年は、様々な自然災害が全国各地で発生しています。これまで以上に学校でも防災に対する意識を高め、災害に備える必要があります。各学校では、定期的に避難訓練を実施し、いざという時に子どもたちが教師の指示を待たず、自ら判断し行動できるよう指導していただいていることでしょう。ただ、今後は、地震や火災だけでなく、洪水や竜巻などの災害を想定したり、休憩時間や登下校中などあらゆる時間や場所を想定したりした訓練も視野に入れる必要があります。

 

 子どもたちには、自分の命は自分で守る「自助」能力を高めて欲しいと思います。また、学校は緊急避難場所に指定されたり、防災施設が設置されたりするなど、「公助」の要となる施設の一つです。緊急時の対応や校内施設について教職員で共通理解を図って頂きたいと思います。さらに、これから本番を迎える秋祭りなどの行事に、子どもたちや先生方が積極的に参加することで地域とつながり、「共助」できる関係を築いてくれることも願っています。

 

義務教育課長メッセージ(平成30年9月3日)

()(がお)で前進

  

まず、夏季休業中、被災された学校の先生方をはじめとするたくさんの方々の懸命の努力に加え、派遣やボランティアとして多くの先生方から力強い支援をいただいたことにより、県内全ての学校で始業式が実施できましたことを、この場をお借りして御礼申し上げます。7月の豪雨災害で被災された地域では、子どもたちや保護者、先生方が様々な思いの中で、昨年度とは違った2学期を迎えていることと思います。

県教育委員会では、被災によって学習や進路対策に遅れが生じないよう学習サポートを行う教育活動支援員を新たに30名配置するとともに、就学困難となった子どもへの学用品等の支給に対して補助を行っています。また、子どもたちや保護者、先生方の心のケアとして緊急にスクールカウンセラーを派遣し、カウンセリングを行っています。
 
   今後とも、被災した子どもたちが一日でも早く平穏な日常を取り戻し、不安なく学校生活を送れるようきめ細かな支援をしていきたいと考えています。

被災した子どもたちに限らず、2学期を迎えた子どもたちの中には、夏季休業中の生活の変化から体調を崩すなど、学校生活に不安を感じている子どももいると思います。「子どもの命を守る」ことが教師の最も大切な使命です。先生方には、子どもの発するどんな小さなサインも見逃すことがないよう配慮するとともに、子どもが辛いときや困っているときに「しんどい」と素直に言える、安心して過ごせる学級経営に努めていただきたいと強く願っております。

また、子どもたちが元気に過ごすためには、やはり先生方が元気でなければなりません。2学期は運動会(体育祭)や修学旅行、文化祭など多くの行事が控えていますが、それぞれの行事を子どもたちにとってよりよいものにすることと同時に、業務負担軽減の視点から効率的な運営を図るよう、皆で知恵を出し合って改善してほしいと思います。
 

校長先生においては、厳しさの中にも、子どもたちのために懸命に取り組んでいる先生方へのねぎらいを忘れず、互いの思いや悩みなどを語り合い、支え合い、高め合える、温かい学校経営をお願いいたします。

さて、先月の第100回全国高校野球選手権大会では、数々の筋書きのないドラマが生まれ、私たちに夢と感動を与えてくれました。本県代表の済美高等学校は、「やればできる」を合い言葉に、ベスト4に進む熱い試合を繰り広げました。2回戦、石川県代表の星陵高等学校との試合、8回裏に6点差を跳ね返して逆転。9回に追いつかれ、2点を追うタイブレークの延長13回裏に大会史上初の快挙となる逆転サヨナラ満塁本塁打を放ち、勝利をつかみました。試合を決定づけたホームランを打った選手は、試合後のインタビューで、「1年間積み重ねてきた努力を信じて、気持ちで打った」と答えていました。毎日、地道に取り組んできた練習が最後まで諦めない強い気持ちとなり、この勝利に結びついたのだと心が震えたのは私だけではないと思います。今を大切に、自分のやるべきことを積み重ねていくことが、何事にも諦めない強い気持ちになり、また前に進む原動力になるのだと感じました。


   今後も、被災した学校の復旧・復興をはじめ、学校における様々な課題に対してしっかりと向き合い、先生方とともに諦めない強い気持ちで一歩ずつ乗り越え、子どもたちの笑顔で溢れる学校づくりを進めていきたいと思っています。まだまだ暑い日が続きますが、熱中症等子どもたちの健康に十分留意して、
()(がお)で前進していきましょう。


 

義務教育課長メッセージ(平成30年8月1日)


岩手からの葉書」


 「ぼくが、4才の時、東日本大震災がありました。西日本の豪雨、大変だったと思います。でも、元気を出して、がんばってください!!」

この度の豪雨災害より、県内では3名の児童の尊い命が奪われました。残念でなりません。県内各地で多くの方が被災されました。知り合いや親族、家屋等を失った児童生徒やその家族、先生方の心中はいかばかりかと、胸が締め付けられる思いがいたします。大変な思いをしている方々に対し、心よりお見舞い申し上げるとともに、どうか、負けないで頑張ってほしいと願うばかりです。


 そんな中、優しいそよ風が吹いてきたかのように、一枚の葉書が教育委員会に届きました。


 送り主は、岩手県の小学生です。

この子も、あの日、生活が一変したことに戸惑いながらも、悲しみや苦しみに耐え、必死で生き抜いてきたことと思います。小さいながらも、地域の復興をしっかりと見届け、そして今、遠く離れた西日本の様子を目にして、何か自分にできることはないかと考え、この葉書を書いてくれたのでしょう。その心根に熱いものがこみ上げてきます。

東北の方々が成し遂げてきたように、私たちもチーム愛媛の底力を発揮し、支え合って前への一歩を踏み出しましょう。地域を元気にできるのは、子どもたちであり、先生方であり、そして学校にはその力があると信じています。


 このような中、7月31日、4月に実施された全国学力・学習状況調査の結果が公表されました。本県は、本年度も、小中学校ともに国語、算数・数学のA問題(知識)、B問題(活用)、3年ぶりに実施された理科全ての区分の平均正答率が全国平均以上でした。本県同様に、小中学校ともに全ての調査区分において全国平均以上だったのは、全国で7府県のみ(石川、秋田、福井、富山、京都、茨城、愛媛)です。このことからも、本県が目標としている「基礎と応用のバランスの取れた学力を育成する」ことが、非常に重要でありながら、実はなかなか難しいものであることが分かります。全国上位の学力水準を維持できているのは、各学校での日々の地道な取組の成果によるものです。愛媛の子どもたち、そして先生方を誇りに思います。


 今回の災害を経験した愛媛の子どもたちは、先の岩手の児童と同じように、将来、日本や世界のどこかで、困ったり苦しんでいたりする人がいるのを知ったとき、自ら行動を起こし、何かの力になろうとする人間に育ってくれるはずです。既に、ボランティアとして、浸水した学校の床にはいつくばって掃除をしている小学生や職員室の机を運び出す中学生や高校生の姿が、連日、新聞やテレビ等で報道されています。


 避難所等での生活を余儀なくされている児童生徒や、猛暑の中、復興にあたっている先生方、地域の方々の心身の疲労が心配です。県教育委員会では、今回の災害で、特に被害の大きかった地域の小中学校、県立学校を中心に、緊急にスクールカウンセラーを派遣します。心が疲れた時、愚痴や悩みを聞いてほしい時、地域にやってきたスクールカウンセラーをぜひ活用してもらいたいと思います。対象は児童生徒だけではありませんので、先生方、地域の方々も「心の専門家」に気軽に御相談ください。

 

義務教育課長メッセージ(平成30年7月1日)

「安全教育に休みなし」
 
 大阪府北部を震源とする地震において、あいさつ運動のために早めに登校した児童と子どもたちを見守るために出向いた地域の方の尊い命が奪われたことは、教育に携わる者として本当に心が痛みます。自校の校舎や教室、ブロック塀など、危険な場所はないか、通学路に倒壊の危険のある建造物はないか、既に確認をされたと思いますが、今回の件に限らず、事件、事故の報道があった際には、誰かの指示を待って動くのではなく、しっかり情報を収集し、考え、判断し、主体的に行動することが大切です。

 「考え、判断し、主体的に行動すること」は、子どもたちが自らの安全を確保する上でも大切なことです。子どもたちの日常生活には、地震や火災、交通事故や水の事故、誘拐や不審者など予測できない多くの危険が潜んでいます。夏休みに体験する様々な活動にも危険は付きものです。自分の身は自分で守るという意識をもたせると同時に、危機に直面した際の対応についても具体的に示し、繰り返し指導することでしっかりと身に付けさせる必要があります。発達の段階に応じて、危険予測・回避能力を育成するための安全教育を継続していくことは不可欠です。
 
 さて、FIFAワールドカップがロシアで開催され、本県出身の長友選手が日本代表として3度目の出場を果たし、活躍しています。初出場した8年前と変わらず、一切手を抜かず、常に全力でプレーする姿は周囲に感動と勇気を与えています。今回の代表チームについては、大会直前に突然監督が交代するなど、不安視する声もありました。しかし、選手の特長をつかみ、相手チームを的確に分析した西野監督の采配により、一人一人が持ち味を発揮し、日本は決勝トーナメント進出を果たしました。指導する者とされる者、リーダーとフォロワー、互いに理解し、互いを信頼する時、組織として強力なパワーが発揮され、時に不可能が可能になります。これは、学校現場での教育実践にも通じるものがあります。


  いよいよ1学期の締めくくりが近づいてまいりました。以前にも述べさせていただきましたが、通信簿が先生と子ども、学校と家庭をつなぐ温かい「通心簿」となり、一人一人の児童生徒と保護者の心に届くことを願っています。また、この夏休みには、5日間の『えひめジョブチャレンジU‐15』に取り組む中学校もあろうかと思います。「緊張の1日目、仕事を覚える2日目、仕事に慣れる3日目、創意工夫の4日目、感動の5日目」の充実した5日間を通して、生徒が更に成長することを願っています。

 

義務教育課長メッセージ(平成30年6月1日)

チーム学校のよさを発揮しながら

323。この数字は、何を表しているでしょう。


 これは、今年度、
新規採用となった公立小中学校教職員の人数です。

大量退職の時代を迎え、新規採用教職員の数は増えています。本年7月下旬に実施する「平成31年度愛媛県公立学校教員採用選考試験」の採用予定数は、小学校教員が220名程度、中学校教員が110名程度、養護教員が25名程度、栄養教員が若干名です。単純に計算しても、今年度以上の採用人数であり、教育現場ではまさしく世代交代が進んでいると言えます。

この世代交代は、実は、職場を活性化するチャンスでもあります。

若い先生方は、一生懸命に仕事に取り組むよさがありますが、経験の少なさから、悩んだり、つまずいたりすることが多々あるでしょう。その時は、一人で悩まず、ベテランの先生方に相談してください。長年の経験によって培われた知識や知恵を基に、真摯に向き合い、導いてくれるはずです。

一方、ベテランの先生方は、子どもや保護者を理解する力、授業を計画・実践する力などを備えています。時には、若い先生方の話にじっくりと耳を傾け、懸命に業務に取り組む彼らの姿に目を向けてみてください。自分の教育実践に新たな風を送り込むきっかけになるかもしれません。

年齢や経験に関わらず、同じ教職員として、互いに認め合い学び合う姿勢があれば、皆さんの学校は活力にあふれ、唯一無二の特色のある学校として、子どもや保護者、地域に愛されると思います。


 ところで、近年、若者の活躍をよく見聞きするようになりました。例えば、アメリカ大リーグでは、メジャー球団のエンゼルスに大谷翔平選手が新人として加入し、2刀流(投手と打者を兼ねる)で大活躍しています。

教員集団を野球チームに例えると、監督は校長、コーチは教頭、事務長、主幹教諭などで、教職員は全員が教科や校務を任される正選手であり、1年目(新人)からすぐに役割と責任が与えられます。

また、子どもたちから見ると、お父さん、お母さん、お兄さん、お姉さんのような存在にもなります。

野球では、「全員野球」という言葉をよく耳にしますが、まさに、学校も同様で、ベテランと新人とが一丸となって、それぞれの持ち味を生かしながら教育活動を推進してこそ、大きな成果を上げることができるのではないでしょうか。

1学期の半ばを迎えた今、皆さんの「チーム学校」の姿はいかがでしょうか。一人一人の教職員のよさが、学校のよさとして生かされるよう願っています。

 

義務教育課長メッセージ(平成30年5月1日)


新緑の中で伸びゆく早苗のように

吹き抜ける風がなんとも心地よく、すがすがしさを感じる季節となりました。各学校においては、年度当初の慌ただしさが一段落し、少し落ち着いて、学習や学校行事などに取り組み始めた頃ではないでしょうか。


 5月5日は立夏、暦の上では夏になります。それぞれの地域で多少の差はありますが、田植えの時期を迎えます。ついこの間まで褐色だった田んぼに水が張られ、その鏡のような水面に映える早苗は、見る間に青々としてきます。私は、この緑の苗に強い生命力を感じ、その姿が日々精一杯伸びようと頑張っている子どもたちのように思えてくるのです。

農業には「作を肥やさず土を肥やせ」ということわざがあります。作物の育生と地力は深い関係があり、作物をよく育てるには、まずよい土を作らなくてはいけないという農業の智恵を示したものです。これから郡市教科等委員長会や市町における主任会など、各種研修会が次々と開催されます。学級の子どもたちや学校のことが気になるところですが、校外の研修会等に参加することは自分の地力、すなわち教員としての資質や能力を高めるよい機会です。積極的な気持ちで参加してほしいと思います。そのことが、子どもたちの健やかな成長に還元されていくものと信じています。


 さて、先生方には、日頃から子どもたちのことを第一に考え、全力で教育活動に当たっていただいていることに、心より感謝しております。子どもたちに向けられる細やかな心配りを忘れてはいけませんが、先生方自身の健康と家庭生活の充実も大切です。

井上 正県教育長は、様々な場で「ライフ・ワーク・バランス」という言葉を使われます。一般的には「ワーク・ライフ・バランス」ですが、日常の生活が充実しているからこそ、よりよい仕事ができるという経験から、家族や自身の生活(ライフ)第一に考えてほしいという願いを込め、この言葉を使っているとのことです。先生方におかれましては、これからもより一層、生活(ライフ)仕事(ワーク)調和(バランス)を大切にし、毎日の生活を心豊かに送り、子どもたちのよい見本となっていただきたいと考えます。

 
 最後に・・・

子どもたちにとって楽しみにしている大型連休が始まっています。皆さんには普段できないことに時間を使ったり、家族との大切な時間を過ごしたりしてライフを充実させていただきたいと思う一方で、例年のように、連休後、やる気が出ない状態に陥る子どもが増えはしないかと心配しております。子どもたち一人一人にしっかりと目を向け、その子が発する小さな変化をいち早く察知し、未然防止、早期対応に努めてください。


 五月晴れの空に向かってぐんぐんと伸びる早苗のように、子どもたちも先生方も自分の成長に喜びを感じる季節であってほしいと願っています。


 

 

 

 

義務教育課長メッセージ(平成30年4月1日)


「平成30年度のスタートに」

 

今年の冬は、温暖な愛媛には珍しく寒さが厳しかったため、春の到来が待ち遠しく感じました。

 「♪ サクラさいたら一年生 一人で行けるかな………」

「ドキドキドン!一年生」の歌詞にもあるように、桜の開花とともに、新1年生が不安と期待を胸に入学してきます。また、進級する子どもたちも、勉強や運動を頑張ろうと、この4月を心新たに迎えていることと思います。


 ところで、春に食用の旬を迎える植物の一つに、蓬(ヨモギ)があります。古語に「蓬、麻中に生ズレバ、扶ケズシテ直シ。白砂、泥中にアリテ、コレ皆黒シ」という言葉があります。これは、まっすぐに伸びる性質がある麻の中でヨモギを育てれば、本来曲がって育つはずのヨモギが自然にまっすぐに伸びていき、白い砂が泥の中に入れば、泥と一緒になって皆黒くなってしまうという意味です。ヨモギも白砂もそれが居る場所によって、周りの影響を受けてすっかり変わってしまうという環境の大切さを説いている言葉です。

私たちも、置かれた環境によって、心穏やかになったり、心がすさんだりすることがあります。大人であっても、環境による変化があるのですから、子どもならなおさらです。新年度、互いにいい影響を与え合うために、どのような学級集団づくりをしていくかが、教師の腕の見せ所です。そして、管理職の腕の見せ所は…。


 この春、小中学校新規採用教職員323人を仲間として迎え、県内402校
(小学校274校、中学校128校)での教育活動がスタートします。

平昌冬季オリンピックのスピードスケート女子団体追い抜きで、日本チームは、全員がメダリストである強豪オランダチームを破り、金メダルを獲得しました。個の力では勝てない相手であったにもかかわらず、この結果につながったのは、日本チームが金メダルへの思いを共有し、互いの滑りの特徴を理解した上で一丸となって練習に取り組み、「個+個」の力ではなく、「個×個」の力を生み出した相乗効果であったと言えるでしょう。
 各学校においても、「愛媛の子どもたちのために」という思いを共有し、互いの持ち味を発揮しながら、一丸となって教育活動に取り組むことができるような体制づくりをお願いします。子どもたち一人一人の明るい笑顔の花を咲かせることができるように、「チーム愛媛」で頑張っていきましょう。

 

義務教育課長メッセージ(平成30年3月1日)

 感謝


 春まだ浅く、風に冷たさを感じる中、先生方におかれましては、今年度の締めくくりに向け、子どもたちの成長に寄り添いながら、日々過ごされていることと思います。

この一年を振り返り、まず思い出されることは、子どもたちの応援が印象的だった愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」「愛顔(えがお)つなぐえひめ大会」です。この大会を開催するにあたっては、平成17年に準備委員会が設立されて以降、13年もかけて準備が続けられてきたことを御存知でしょうか。14日間の大会の成功に向け、気が遠くなるほど長い年月がかかっていること、数え切れないほど多くの人々の尽力と支えがあったことを忘れてはならないと思います。

また、韓国で開催された冬季オリンピックにおいても、ケガの中、強い精神力をもって、二連覇を達成したフィギュアスケートの羽生結弦選手をはじめ、たくさんのメダリストが誕生し、日本国中に感動と勇気を与えてくれました。さらに、本県出身選手ではスノーボードハープパイプで片山來夢選手が7位、スピードスケートで郷亜里砂選手が8位とそれぞれ入賞し、愛媛の子どもたちに夢と希望を与えてくれました。

私が、このオリンピックで、特に印象に残ったのは、スピードスケートで金メダルに輝いた小平奈緒選手の言葉です。金メダル受賞後のインタビューで「私は本当に人に恵まれてきた人生だったなと思います。苦しい時も、成績よりも私の夢を応援してくれました。みんなでまた喜びを分かち合えるような、そんな機会があるといいなと思っています。」と語っています。優勝が決まった後、三連覇が叶わなかった韓国のライバル選手に駆け寄るシーンには心を打たれました。苦しい練習を重ねてきたことを互いが一番よく知り、尊敬し合う関係を築いてきた二人だからこそ、勝ち負けの次元を超越した自然の姿となり、オリンピックの舞台で「出会い、支えられ、成長したこと」への感謝の気持ちを表したのでしょう。

この「出会い、支えられて、成長したことへの感謝の気持ち」を、卒業を前にした子どもたちに伝えてほしいと思います。式は節目です。竹は節があることで強くなるように、卒業式は人の心の支えとなります。

卒業式を機に

先生による「支えや寄り添い」が「感謝」へ

学び舎での友だちとの「出会い」が「一生の宝」へ

通い慣れた「校舎」や積み重ねた「思い出」が「母校」へと

変わることでしょう。

また、在校生もその学年で身に付けた知識や能力を携え、先輩たちの姿を見習い、次の学年へと歩みを進めていきます。

どの子どもたちも、自分の良さを発揮し、今まで支えてくださった方々への感謝とともに、4月からの新たなスタートに夢と希望を抱いていけるよう、今年度を愛顔で終えてほしいと思います。

結びになりますが、今年度末をもって御勇退される先生方に、心から感謝を申し上げます。引き続き、それぞれの立場で、子どもたちを温かく見守り、御支援くださいますよう、よろしくお願いいたします。

 

義務教育課長メッセージ(平成30年2月1日)

力を蓄え春を待つ

まもなく立春を迎えるとはいえ、本格的な寒さが続く中、先生方には、日々、子どもたちのために御尽力いただいていることに対し、心より感謝いたします。今年は降雪が多く、山間部や臨海部の学校では特に御苦労をされているのではないでしょうか。さらに、県内ではインフルエンザが猛威をふるっています。どのようなときも、子どもたちと先生方自身の健康と安全を最優先にした対応をお願いします。

 さて、昨年12月に行われた「愛媛県学力診断調査」の採点・分析が終わり、各学校の成果や課題が明確になった頃ではないでしょうか。現在、明らかになった課題を学校全体で克服し、より一層の授業改善を図ることを目的とした「第2回ふりかえりテスト」を実施しています。今回は、県全体ではなく各地域の子どもたちの課題に対応できるように、東中南予ごとに結果を分析し、各教育事務所が問題を作成しました。これらを効果的に活用していただき、子どもたち一人一人が各学年の内容を確実に身に付けられているかどうかを見届け、次年度の取組につなげてください。

ところで、中学校では「自覚」、「立志」、「健康」を3本の柱として「少年式」(立志式、立志の集い等を含む)や記念行事等が実施される時期です。この式は、昭和39年に愛媛県社会福祉協議会が立春の日を「少年の日」と定めたことに端を発し、翌40年からは県内の全中学校で「少年式」が行われるようになり、現在に至っています。

また、2月3日(土)には、県教委主催の「えひめジョブチャレンジU-15フェスタ」がひめぎんホールで開催されます。これは、本年度、5日間の職場体験学習を実施した中等教育学校3校が、その成果と課題を発表するもので、県内の全中学校から代表生徒が参加します。近い将来に、高等学校への進学や就職など人生最初の重要な進路選択を控えている中学生にとって、学校を離れ5日間をかけて本気で仕事に向き合う経験をすること、また、今回のようにその経験談を聞くことは、きっと大きな財産となるでしょう。

少年式や職場体験学習は、今後も生徒たちが自分を見つめ、社会への視野を広げることのできる大切な行事として受け継がれていくと思います。さらには、新学習指導要領において小学校特別活動の内容項目にキャリア教育が明記されたことからも、中学生だけでなく小学生にも、これからの自分について考え、よりよい生き方を自分で選択する力を身に付けてほしいと考えています。そして、普段の何気ない生活においても、自らの心に小さな自覚を芽生えさせ、自分に合った志を立て、自他の健康に気を付けながら充実した毎日が過ごせることを願っています。

少し気が早いのですが・・・

私はサクラが大好きです。古くは「古事記」や「日本書紀」に登場しており、また、多くの歌人にも詠まれ、花といえばサクラを意味するほどの日本を代表する花となっています。サクラは春の暖かさだけでは美しく咲くことができません。冬の寒さがあってこそ人の心を打つ美しい花を咲かせることができるのです。今、木枯らしに吹かれながら、それぞれの枝では小さな小さな芽が春を待っています。

人間にもよく似たところがあると思います。寒さが厳しい時期に、耐え忍び、力を蓄えるからこそ、大きく開花できるのです。

サクラの花が咲く頃には、子どもたちの愛顔が満開になるよう、1時間1時間の授業はもちろんのこと、日々の地道な教育活動を大切にしていきましょう。

 

 

 

義務教育課長メッセージ(平成30年1月1日)

 

(いぬ)の年に思うこと

明けましておめでとうございます。

 平成30年が幕を開けました。先生方におかれましては、健やかに佳き年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 

今年の干支は、「(いぬ)」です。古くから犬は人間の近くにいて、人との関わりの深い動物です。盲導犬や聴導犬、介助犬などは体の不自由な人々を助け、警察犬や牧羊犬などは人にかわって立派に仕事をします。「親しみ深く、社会性があり、忠実な動物」と言えるでしょう。

さて、忠実な犬と言えば、とりわけ有名な忠犬ハチ公のことを思い浮かべる方もおられるのではないでしょうか。2009年にはアメリカでも映画化され話題になりました。

ハチは、飼い主であった上野博士亡き後も、10年間渋谷駅に毎日通って、博士を待ち続けました。その理由を、ハチの様子を新聞に投稿し、世に知らせた斎藤弘吉氏は、次のように述べています。

「渋谷駅に毎日のように通ったハチを、人間的に解釈すると恩を忘れない美談になるかも知れませんが、ハチの心を考えると、恩を忘れない、恩に報いるなどという気持ちは少しもあったとは思えません。あったのは、ただ自分をかわいがってくれた主人への、それこそ混じりけのない、愛情だけだったと思います。無条件な絶対的愛情なのです。~中略~ハチの本当の気持ちは、大好きな博士に飛びつき自分の顔を思いきり押しつけて、尾を振りたかったのです。」

上野博士との突然の別れが訪れたのは、ハチが飼われ始めてわずか17か月後でした。

この期間で、これだけの信頼関係を築くことができたのは、上野博士がもっていた他者に向ける深い愛情ゆえだと思います。相手が人であろうと動物であろうと関係なく、心からの愛情をもって接することにより、心が開かれ、信頼の絆が結ばれるのではないでしょうか。

 

ところで、私たち教師も子どもたちの精神的なよりどころとなれるよう、温かい愛情をもって子どもたちに寄り添い、強い信頼関係を築くことが大切だと感じます。加えて、教育のプロとしては、子どもの成長・発達についての深い理解、教科等に関する専門的知識、教師としての責任感、これらを基盤とした実践的指導力など、様々な資質能力が必要であることも忘れてはいけません。

子ども一人一人の状態や場面に応じて、時には親のようにありのままを受け止める無限大の愛情で、時には社会のルールを教える大人としての厳しさで、時には楽しみを分かち合える子どものような無邪気な心で接していくことが大切ではないでしょうか。

 

平成29年度の締めくくりである3学期がスタートします。1月は行く、2月は逃げる、3月は去ると言われるように、3学期は特に月日が経つのが早く感じられるものです。計画的な、そして、一つ一つの意義を明確にした取組により、子どもたちが希望をもって進学・進級できるようお願いします。

 

 

義務教育課長メッセージ(平成29年12月1日)

「アナログ(不易)とデジタル(流行)」

「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」


 これは、俳人松尾芭蕉の弟子である向井去来が、芭蕉の俳論をまとめた書物『去来抄』に記した言葉です。ここから生まれた「不易流行」は、ビジネス、芸術、医療など様々な分野において、発展を目指す上で示唆を与える言葉となっており、教育界においても、古くからこの言葉を用いて教育が論じられてきました。来年度から新学習指導要領の移行期間を迎える現在も、やはり「不易流行」という視点で教育を捉え直してみる必要があるのではないでしょうか。

新学習指導要領には「ICT機器の活用」についての記述が多々見られます。最近、各学校は、ひと昔前とは比べものにならないほどICT機器が充実しており、授業でそれらを用いて子どもたちが楽しく活動する様子が随所に見られるようになりました。タブレット、電子黒板、LAN等が整備され、遠隔授業も実用段階となりました。「デジタル」は、まさに教育における「流行」の部分です。

しかしながら、ICT機器の使用はあくまでも学習の手段であって目的ではないことに留意する必要があります。授業の肝は、子どもたちが学習目標を達成し、必要な力を身に付けることです。授業の最初に目標(めあて)を確認し、終末には一人ひとりにまとめをさせることで定着を図り、それをもとに教師が評価・分析し、温かいコメントを書き添えて子どもたちに次の学習の意欲に繋げていく。そのような「アナログ」なことは、教育の「不易」な部分と言えるのではないでしょうか。

芭蕉は「不易」と「流行」について「其の元は一つなり」と言っています。「不変の真理を知らなければ基礎が確立せず、変化を知らなければ新たな進展がない。」ということです。「ICT機器の活用」に限らず、「小集団学習」や「主体的・対話的で深い学び」など、今後の授業改善に繋がるこれらの取組も、その本質を十分に理解した上での実践でなければ、「活動あって学びなし」の「落とし穴」に陥ってしまいかねません。今一度、教育の本質に立ち返って考える必要があります。

さて、「忘年会」のシーズンとなりました。今年を無事終えられることに感謝しつつも、「亡念会」とならぬよう、教育公務員としての自覚を忘れることのない、楽しい会としていただきたいと思います。さらにこの会を「望年会」にもしていただき、子どもたちが新しい年でどのように変わって欲しいか、子どもたちをどう変えたいか、具体的な姿を語り合い、年末年始を豊かな気持ちでお過ごしいただけることを願っております。

Things do not change,we change.   

(物事が変わるのではなく、我々が変えるのである)

ソロー(アメリカの作家、思想家)

 

義務教育課長メッセージ(平成29年11月1日)

「おせったい」

 お遍路さんをお迎えする「おせったい」という言葉には、今あるもの、できることを提供するという意味がありますが、そこにはねぎらいと応援する気持ちが込められています。

今回の「()(がお)つなぐえひめ国体」、「()(がお)つなぐえひめ大会」では、県民総ぐるみで「おせったい」の気持ちで来県者をお迎えすることができました。子どもたちは、選手を歓迎するために、半年かけて競技場等に設置するプランターに花を育て、各県の応援旗にメッセージを書き込み、さらに、応援の練習に取り組んできました。大人は、競技会場の準備をし、民泊を受け入れ、沿道の草花を整備しました。

印象深い場面が数多くある中で、特に、開会式で入場行進をする各都道府県選手団に向かって大きな声でエールを送っていた小中学生の姿が私の心に鮮明に残っています。炬火台前を通過する選手団に向けた小中学生応援団の声が、広い会場全体に響いており、胸が熱くなりました。恐らく各市町の競技会場でも同様の光景が見られたはずです。この愛媛の子どもたちを誇りに思います。そして、日頃から子どもに寄り添い、温かく見守り、指導してくださっている先生方に感謝申し上げます。

さて、この秋の時期にはどの学校でも様々な体験活動が計画されていることと思います。「聞いたことは忘れ、見たことは覚え、行ったことは理解する」と言われています。「見る」「聞く」「味わう」「嗅ぐ」「触れる」といったいろいろな感覚を働かせた子どもたちの体験活動を大切にしてください。

中でも、子どもたちが働く大人と接し、仕事に関する様々な知識や技術に触れることを通して、働くことの意義を理解できる職場見学や職場体験学習は、体験活動だけでなくキャリア教育の推進においても意義ある活動と言えるでしょう。県教育委員会では、地元の企業を知り、地元で働く魅力や意義を感じることを目的として、中学生が5日間の職場体験に取り組む「えひめジョブチャレンジU‐15事業」を今年度から実施しています。10月末から11月中旬にかけて、モデル校である県立中等教育学校が県内147社(3校合計)で体験活動を実施します。そして、2月3日には、県内全ての中学校の代表生徒を集めて、えひめジョブチャレンジU‐15フェスタを開催し、その成果を県内に広める予定です。

えひめ国体やえひめ大会への関わりも職場体験学習も、子どもたちにとって大切な体験活動です。そして、どのような体験活動においても、事前指導と事後の振り返りが必要です。事前指導で、何のための活動なのかという意義や目的をしっかりと知ることで、児童生徒は、自分がしている体験活動がこれまでの学びとつながっていることを実感するでしょう。さらに、事後の振り返りで、自分がしたことや感じたことなどを客観的に見つめることで、これからの学びも相乗的に質が高まることでしょう。

2学期も後半です。学校の特色や地域のよさを生かした豊かな学びを通して、子どもたちの()(がお)がたくさん見られますよう願っています。

ともかく具体的に動いてごらん 

具体的に動けば具体的な答えが出るから

                         (相田みつを 詩人・書家)

 

義務教育課長メッセージ(平成29年10月1日)

スポーツを読書のきっかけに

 澄み渡る空に秋の気配を感じるようになりました。

 今年は、「スポーツの秋」を満喫するのにぴったりな「えひめ国体」(9月30日~10月10日)、「えひめ大会」(10月28日~10月30日)が開催されます。

 9月30日には総合開会式が催され、県総合運動公園は選手をはじめ、多くの方々の熱気に包まれました。

  

 「えひめ国体」や「えひめ大会」では、県内各地で、全国から集まった選手が力と技を競い合います。たゆまぬ努力を続けてきた選手が、全力で勝負に臨む姿を目にすることができるまたとない機会です。この「えひめ国体」や「えひめ大会」を通じて、スポーツの魅力はもちろん、一つのことに打ち込むことの素晴らしさ、成果を残すための努力の尊さ、選手たちが抱える苦悩や葛藤など、様々なことを子どもたちに考えさせてほしいと思います。 

 

 ところで、秋は読書を楽しむのにふさわしい季節でもあります。「えひめ国体」や「えひめ大会」をきっかけに、スポーツに関心をもつ子どもたちが増えるかもしれません。この機会に、スポーツ関連の本を勧めてみるのはどうでしょうか。
 
 例えば、スポーツのガイドブックを紹介してはどうでしょう。ルールなどを詳しく知ることで、そのスポーツを観戦するときの楽しさが増します。もしかすると、そのスポーツを始めるきっかけになるかもしれません。プレーヤーになるにしても、サポーターになるにしても、子どものときに出合ったスポーツを生涯にわたって楽しめるならば、人生はとても豊かになると思います。

また、スポーツ選手の自伝的な本を紹介することが考えられます。そのスポーツを始めたきっかけ、成果を出すまでに歩んだ過程、一つのことに邁進することで味わう喜びや苦悩など、一流のアスリートだからこそ、彼らが語る思いや言葉などは、これから自分の道を選択し、進もうとうする子どもたちにとって、大きな励みになると思います。

 さらに、スポーツをテーマにした小説を紹介することも考えられます。子どもたちと同年代の登場人物が、スポーツを通して人間的に成長していく姿はとても魅力的です。実際にそのスポーツを経験したことがなくても、臨場感あふれる競技場面やそのときの登場人物の気持ちなどが丁寧に描かれた小説を読むことで、そのスポーツの醍醐味を味わうことができます。そして、登場人物が直面する悩みに共感したり、言動に反発を覚えたりしながら、「もし自分だったら」と自然に考える経験が、子どもたちの心を育てていくのだと思います。

 

 日常生活をきっかけにした先生方のほんの少しの工夫で、子どもたちの読書習慣を充実させることができるかもしれません。

 なお、小学校4年生~6年生に読んだ本を記録する『みきゃん通帳』を配付しています。子どもたちが読書を通じて「知の財産」や「心の栄養」を蓄えていけるよう、有効に活用していただきたいと思います。


 
たくさん本を読んで、色々考えて、しっかりものを書いたり話したりできるようになってくださいね。上手になんて考えなくていい。書くことは心の中に何かあるからでしょ。何かない人はだめよ。書くことがないのはダメ。それを字で書いたり言葉で話せたりするように学校で勉強しているの。だから上手下手じゃない。心の中が字で書ける人。ただ嬉しいって書ける人。そして話せる人。聞いたり話したりすることは自分の長い長いこれからの生活を幸せにする一つの大事なポイントです。

                                大村 はま

 

 

 

 

義務教育課長メッセージ(平成29年9月1日)

愛媛の宝物

夏休みの間、普段できないことに意欲的に挑戦して、ひと回り成長したり、家族との触れ合いを満喫し、心のリフレッシュを存分に図ったりするなど、有意義に過ごした子どもは多いと思います。

そういう子どもたちに会えるのは、とても楽しみなことです。ただ、第2学期の始業式を迎える子どもたちの中には、運動会(体育大会)や文化祭などの充実した学校行事に胸を躍らせている子どももいれば、不規則な生活から体調を崩し、学校生活に不安を感じている子どももいるでしょう。子どもの発する小さなサインに敏感に気付くことができる、そんな感性豊かな教師でありたいと思います。


 さて、先月末に全国学力・学習状況調査の結果が公表されました。愛媛県は小・中学校とも全ての調査項目において全国平均を上回っており、基礎と応用のバランスのとれた全国上位の学力水準を維持することができました。愛媛教育の質の高さを全国に示すことができたことは、教育関係者はもとより、全ての県民の誇りとなったと思います。これは、子どもたちの頑張りはもとより、日々の教育活動に熱心に取り組まれている先生方の御努力の賜物であると感じています。

今年度の学校質問紙調査における「学校全体の学力傾向や課題について、全教職員の間で共有していますか。」という問いに対する本県の肯定率は、小中とも100%、全国1位となりました。これは、参加する子どもも問題も組織も毎年変わる中、各先生方が全ての子どもたちの学力を伸ばそうと授業改善に励み、子どもたちの活動を丁寧に見届けてきた結果であると考えています。引き続き、共に力を合わせて子どもたちの学力保証に努めていきましょう。

「粘り強く考え、表現することができる子どもたち」、「質の高い教育を行うことができる先生方」共に愛媛の宝物です。


 さて、いよいよ「愛顔つなぐえひめ国体・えひめ大会」の開催が近づいてきました。他県からも多くの選手や関係者、そして観光客がやって来ます。全国レベルの競技や演技を見ることができるチャンスであることは言うまでもありませんが、愛媛のよさを全国にアピールする絶好の機会でもあると私は考えています。多くの小中学生が準備や式典に関わり、先生方も審判や運営にご協力いただきます。愛媛ならではのお接待、おもてなしを通して、温かな人柄や歴史ある史跡、美味しい郷土料理など、愛媛の宝物を多くの方々にお伝えできればと思います。


 忙しい2学期になることと思いますが心身の健康に気をつけて、更なる飛躍の時期となるようエールを送ります。


 『(プロとしては)結果を出せないと、この世界では生きていけません。

しかし、プロセス(過程)は、野球選手としてではなく、

人間をつくるために必要です。』
                                イチロー


 教えるプロとして子どもたちの学力を伸ばしている愛媛の先生方を誇りに思います。

先生方が、子どもたち一人一人へのきめ細かな指導と日々の授業改善を通して、最後まであきらめずに頑張る力を身に付けさせることは、子どもたちの明るい未来につながります。


 

義務教育課長メッセージ(平成29年8月1日)

「充電できていますか?」

 
夏休みも10日が過ぎました。
 1学期の終業式では、「夏休みにしかできないことをして、いい思い出をつくってくださいね。」と、子どもたちに声掛けをしていただいたことと思います。

先生方御自身は、いかがでしょうか?

長期休業とはいえ、各種行事への引率や部活動の指導、子どもたちの進路の実現に向けた補習、そして、校内外の研修への参加など、忙しい日々を送っていることと思います。しかし、それら一つ一つの指導や研修にはそれぞれ意義や目的があり、教師の心の持ち方によって成果も異なってきます。どうか実りあるものになりますよう、前向きな気持ちで臨まれることを願っています。

 

 さて、夏休みにしかできないことの一つとして、私は先生方に、ぜひ、「充電する時間」を取っていただきたいと思います。

 

皆に平等に与えられている時間を何倍も価値あるものにするために、長期休業の期間を上手に利用して、日頃は時間が十分になくてできないことに挑戦してみてください。

たとえば、

「普段会えない親戚や友人との会話を楽しむ。」

「“積ん読”している本をすべて読む。」

「趣味(釣り、スポーツ等)を思い切り楽しむ。」

「家族と旅行に出かける。」
  

など、自分のため、ご家族のために充電する時間を確保してください。


 ところで、パソコンのバッテリーなどを長持ちさせるには、電池の種類に応じた充電方法のコツがあるそうです。例えば、ニッケル水素電池は継ぎ足しをせず、できるだけ使い切ってから充電する。リチウムイオン電池はフル充電ではなく、
80パーセント充電にするなどです。

私たちも、自分に合った充電方法を工夫することで、健康の保持増進はもとより、自分のさらなる成長や気付を得られることもあるのではないでしょうか。また、そのことは子どもたちとの人間関係づくりや、子どもが生き生きと活動する授業のアイディアなど、仕事の上でもプラスになっていくはずです。


 子どもは先生方と日々過ごす中で、先生方の生き方や生きる姿勢を感じ取っています。先生自身が充実した時間を過ごしていれば、自然と子どもは安心感を抱き、自らの人生にも夢や希望をもつことでしょう。


 2学期の始業式には、全ての学校で、この長期休業を生かしてリフレッシュした先生方と元気な子どもたちの笑顔が見られることを期待しています。

 
 「得ることが難しく、失いやすいものは時間である」  吉田 松陰

 

義務教育課長メッセージ(平成29年7月1日)

   「通信簿」

新学期が始まり3ヶ月が過ぎました。どの学校のホームページを拝見しても、子どもたちの笑顔があふれています。その笑顔から先生方が子どもたちと共に汗を流し、いつも寄り添い育ててくださっている姿が目に浮かびます。1学期も残りわずかとなりましたが、引き続きよろしくお願いします。
 さて、各学校では、7月の声を聞いて、通信簿の作成にむけての準備を始められていることでしょう。毎年、終業式の日には、通信簿を手にした子どもたちのこんな光景を目にします。 

  先生から受け取った通信簿をそそくさと胸に隠し、周囲の目を気にしながら、教室の隅でこっそり開き小さくガッツポーズ。そのそばではがっくり肩を落とす子。

こんなにも子どもたちの心に影響を与える数字や短文は他にありません。ですから通信簿は人間性の優劣を示したり、学習や生活の失敗の烙印を押したりするような「痛心簿」であってはなりません。

私も親として子供の通信簿を受け取ったことがあります。通信簿を開くと、親が知らない我が子の頑張りを綴った、担任の先生の丁寧な言葉が目に入りました。思いっきり我が子を褒めたのはもちろん、その通信簿で我が家がぱっと明るくなったような気さえしました。やはり、通信簿は学校と家庭、先生と子供、親の心をつなぐ「通心簿」でなければなりません。

さらに、通信簿は、学習状況や学校生活の様子を、客観的に正しく評価した、信頼に足るものでなくてはなりません。皆さんが行う評価の根拠は明らかで、説明責任を果たせるものとなっていますか。計画的で適正な評価は我々教師の生命線の一つですから、学校の信頼を届ける「通信簿」をぜひ子どもたちに手渡してください。

さあ、いよいよ夏休みです。子どもたちに、自分の命を自分で守ること、家族とともに過ごし語り合うこと、普段できないことに挑戦することの大切さなどを夏休み前にしっかりと伝えてください。

先生方もご家族や自分のために費やす時間を大切にして下さい。

子どもたちにとっても、先生方にとっても愛顔いっぱいで2学期を迎えられる夏休みになりますように。


  可愛くば 五つ教えて 三つほめ 二つ叱って よき人となせ。

二宮尊徳

 

義務教育課長メッセージ(平成29年6月1日)

 いのちのぬくもりを感じながら

 一雨ごとに庭の紫陽花の蕾が膨らみ、どのような花を咲かせるのか楽しみな季節となりました。
 先生方におかれましては、宿泊研修や運動会、郡市の総体に向けての準備など、充実した教育活動が行われていることと思います。

 さて、先日、愛媛県警から、「愛媛の子供等の交通事故について(平成24年~平成28年)」のデータが公表されました。興味深いデータが示されましたのでいくつかご紹介します。


 <小学校関係>
○ 交通事故死傷者は男児が女児の約1.8倍多く、歩行中に限ると約2.5倍多い。
○ 歩行中の事故は3月、6・7月、10・11月が多い。1年生に限ると5月に歩行中の事故が急増する。
<中学校関係>
○ 自転車乗用中の死傷者は、男子が女子の約1.4倍多い。
○ 自転車乗用中の事故は、出会い頭の事故が多く、5月から7月までと9月に多く発生している。
○ 登下校中に比べ、私用中のヘルメット着用率が低調である。
                                            (詳細は愛媛県警HPに掲載)

 これらのデータから、小学校一年生が自分たちだけで下校を始める時期、日暮れがだんだん早くなる時期など、起こりやすい交通事故の原因を踏まえ、未然に防ぐ手立てが必要です。交差点での一時停止など安全に自転車に乗用するためのマナーの向上、私用時のヘルメット着用などの課題も見えてきます。
 これからの季節、プールや海で泳ぐことを楽しみにしている子どもたちも多くいることでしょう。交通事故や水の事故、そして部活動中のけがなど、子どもの事故やけがを未然に防ぐには、周りの大人がしっかりと指導することが大切だと改めて感じております。
 遊具などの学校施設の管理や点検、通学路や危険箇所の点検など、全教職員が協力して安心・安全な学校づくりに努めていただきますよう、よろしくお願いいたします。

 ところで、6月は暦の上では、水無月(みなづき)です。名前の由来は様々ですが、一説によるとこの月は田植えが済み、田に水を張る必要がある「水の月」という意味でつけられたとも言われています。梅雨の雨やじめじめした空気は私たち人間にはうっとおしく感じることもありますが、苗にとって梅雨の雨は、実りの秋に向けて大きく成長するためには欠かすことはできないものかもしれません。
  保護者からお預かりした子どもたちの命、このかけがえのない「命」が、苗の成長のように、各学校において健やかに育まれることを切に願っています。

 あのね 自分にとって 一番大切なものは 自分のいのちなんだよ
 だから すべての他人のいのちが みんな大切なんだよ   

                       あいだ みつを
 

義務教育課長メッセージ(平成29年5月1日)


  万緑の中で・・・
  ~子どもたちの小さな成長を慈しみながら~

 青葉が目に鮮やかに映るとともに、生命の息吹を感じる季節です。各学校においては、年度当初の慌ただしさが一段落し、学習や学校行事などが充実し始めた頃ではないでしょうか。

 5月は、修学旅行、集団宿泊研修、運動会(体育大会)、総合体育大会に向けた準備等、児童生徒が活躍する行事が多くあります。意義と目的を見失うことなく、安全に実施し、子どもたちの心に残るすばらしい行事になりますことを切に願っています。

 さて、先生方には日頃から、児童生徒のことを第一に考え、全力で教育活動に当たっていただいており、心より感謝しております。児童生徒に向けられる安全・安心への心配りは当然のことながら、先生方の御健康と家庭生活の充実は何よりも大切です。ワークライフバランス(仕事(ワーク)と生活(ライフ)の調和(バランス))を重視し、心豊かに、日々の教育活動に当たっていただきたいと考えています。

 また、県内各地で第17回全国障害者スポーツ大会リハーサル大会が5月27日(土)、28日(日)に開催されます。この大会は愛顔つなぐえひめ大会に対する県民の理解を深め、関心を高めることを目的としています。私たち教職員も全力で大会を盛り上げていきたいものです。

 最後に、大型連休は、子どもたちが学習やスポーツに励むとともに、家族と過ごす大切な時間となってほしいものです。事故や事件の加害者、被害者にならないよう、事前の指導をしっかりとお願いいたします。また、寂しい思いをしている子への心配りもよろしくお願いいたします。

 我が子ごとのように、教室の子どもたちの小さな成長を慈しみながら、教師として働く喜びや意欲が感じられる5月であってほしいと願っています。

  萬緑の中や吾子(あこ)の歯生え初(そ)むる  中村草田男
 

義務教育課長メッセージ(平成29年4月1日)

 

平成29年度のスタートに向けて


 道端に咲く菜の花や頬をなでる風にも春の訪れを感じる中、いよいよ平成29年度のスタートを迎えます。暖かな日差しを浴びながら、ふと空を見上げるとツバメの姿が目に入ります。ツバメの親鳥は、小さなくちばしを使って土や草を何度も運び、世界に一つだけの自分たちの巣を作ります。そして、雛は、その巣の中で親鳥の愛情をたっぷりと受け、すくすくと育ちながら、新しい世界に飛び立つ力を身に付けます。
さて、県内を見てみますと、平成29年度は405校(小278校、中127校)の学校それぞれが、地域の特色や持ち味を生かした405通りのオンリーワンの学校(巣)づくりに力を注がれることと思います。校長のリーダーシップのもと、全教職員が一枚岩となって、子どもたちを包み込むような温かい組織づくりをお願いします。
 
本年度は、えひめ国体、えひめ大会の開催の年であり、新しい学習指導要領への移行に向けた準備や継続した学力向上への取組等、各校においても大変忙しい年になると思いますが、先生方が心身ともに健康で、地に足をしっかりとつけた教育を推進し、実りの多い1年になることを心より願っています。
 
 先生方の笑顔は、子どもたちに安心感を与えます。
 先生方の前向きな心は、子どもたちにやる気を与えます。
 先生方の優しい言葉は、子どもたちの心を癒します。

 先生方が、子どもたちとの出会いに胸を弾ませ、明るく前向きに今年度のスタートを切れますよう、そして、素直でひたむきな愛媛の子どもたちが、新しい出会いや体験に胸をわくわくさせながら学校生活を送れますよう願っています。    

 あたらしい門出をする者には、新しい道がひらける
                       (相田みつを)
 

義務教育課長メッセージ(平成29年3月1日)

節目

年度末の3月になりました。

愛媛のすべての先生方に、一言お礼を申し上げます。

本年度をもって御退職される先生。引き続き、御尽力いただく先生。それぞれのお立場で、愛媛の子どもたちが幸せな人生を送るために必要な「生きる力」を伸ばしていただき、ありがとうございました。

人づくりは国づくり。とりわけ、子どもたちの健やかな成長は、その子の人生をよりよいものにするだけではなく、家族、地域、国、そして、世界づくりへとつながっていきます。その礎となる教育をそれぞれの学校や児童生徒の実態に応じて、懸命に取り組んでいただきました。おかげさまで、愛媛の子どもたちは健やかに成長しています。

子どもたちとこの一年間を振り返る際には、出会いの大切さについても思いを巡らせて頂きたいと思います。

才能の花を咲かせようとする子どもたちと、それを温かく指導しようとする先生。両者の意識の高まりと出会いがあった時に全てがうまくいくのです。

「啐啄の機(そったくのき)。」

雛が卵から羽化するとき、雛が内から殻をつつく頃合いに親鳥が外からつつく様を表した言葉です。何ごとにも絶妙のタイミングという時があるものです。早すぎず、遅すぎず。

4月に出会い、この1年を一緒に過ごした運命に感謝。

子どもたちも、我々教師でさえも、啐啄の機に出会ってこそ、花を咲かせることができるものです。

最後にもう1つ。青竹に節目があるように、私たち人間も節目が必要です。その節目があるから、丈夫にいられます。

今日、3月1日は大きな節目である県立学校の卒業式です。小中学校でも式に向けた準備が始まっていると思いますが、やはり、学校にとって卒業式は1年間で最も大切な行事です。卒業生がお世話になった方々への感謝とともに、新たな希望を胸に抱いて巣立っていけるよう、万全の体制で式を迎えてほしいと思います。

卒業、入学といろいろな別れと出会いの時の流れの中、その節目を私たち教師にとっても子どもたちにとってもよいものとし、来る新年度を迎えられますようお願いします。

竹にはフシがある。そのフシがあるからこそ、竹は雪にも負けない強さを持つのだ。

本田宗一郎

 

 

 

 

 

義務教育課長メッセージ(平成29年2月1日)


始めに、先生方にお願いがあります。

とても残念なことですが、このところ、住居侵入、ストーカー行為、個人情報の紛失、酒気帯び運転など、教職員による不祥事が相次いで発生し、憂慮すべき事態となっております。このような行為は、子どもたちの心を深く傷つけ、自らの職や社会的信用を失わせるばかりでなく、家族を苦しませ、さらには家庭を崩壊させてしまうなど、多くの人の人生を狂わせることとなりかねません。

信頼なくして教育は成り立ちません。今こそ、教職員一人一人の姿勢が厳しく問われている時ではないでしょうか。初心に立ち返りこの深刻な事態を他人事としてではなく、自らの問題として危機感を持って受け止め、足下を振り返り、緊張感を持って行動するようお願いします。

さて、先生方は、正月恒例の「箱根駅伝」をご覧になりましたか。青山学院大学が、「サンキュー大作戦」の下、見事に箱根駅伝3連覇、大学駅伝3冠を達成しました。かつては本戦出場もかなわなかったにもかかわらず、ここまでの快挙を成し遂げるまでに成長した陸上競技部を指導した原監督は、次の三つのことを大切にしているそうです。

 一つ目は、個々の力を発揮させるために「連帯感」を高めること。

二つ目は、選手全員による「目標管理ミーティング」を行うこと。

三つ目は、チーム内の雰囲気が明るくなるように、日頃から「表現」すること。

 

これらを、学校教育に置き換えて考えてみました。

① 一人の教職員が子どもたちにできることは限られています。例えば、2の力を持った教員が3人いるとき、普通の学校では2+2+2で6の力になりますが、全教職員が「子どもたちのために」という思いを共有し、「連帯感」をもって組織で動けば、2×2×2で8の力が発揮されるでしょう。

そういう学校では、子どもたちのよさを伸ばす教育が展開されるでしょう。

② また、組織力を発揮するためには、全員が目指すべき目標を共有することが大切です。今一度、校長が示した「学校経営案」や「グランドデザイン」を確認し、実践できているか確認しましょう。

そういう学校では、教師が一丸となって、子どもたちの学びを支えるでしょう。

③ そして、各校の教職員の集団を単なる仲良し集団ではなく、互いに切磋琢磨し、高め合える集団にしましょう。このような集団は、互いに教育に対する自分の思いや考えを「表現」し、困難や課題に直面しても理解し、協力し合うことができるはずです。

そういう学校では、自分を生き生きと表現できる子どもたちが育つでしょう。

 

学校教育は、駅伝に例えられます。子どもたちの生涯にわたる学びに関わる者として、来年度には、次の学年や学校へ責任を持って、たすきをつなぎたいものです。

ところで、寒い冬の後には、必ず暖かい春がやってきます。植物は、寒さに耐えられるように工夫を凝らした冬芽を形成し、春に美しく花を咲かせる準備をしています。

 各学校でも、県学力診断調査やふりかえりテストの結果を分析するなどして、進級・進学の春に、子どもたちの愛顔が満開になるような準備をしていただきたいと思います。


   静かに春を待つ桜は、一瞬の休みもなく力をたくわえている

   たくわえられた力がなければ、時が来ても成就しないであろう   

                           松下幸之助 

 

義務教育課長メッセージ(平成29年1月1日)

  新しい年の始まり

     ~夢や目標に向けて努力する子どもたちに寄り添う教師でありたい~

 

明けましておめでとうございます。

 平成29年が始まりました。先生方におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 

 さて、子どもたちは新しい年をスタートするにあたり、書き初めや新年の抱負などを通して、こうありたい理想の自分や、将来の夢などを思い描くことでしょう。

 そして、4月の進学や進級に向けた目標を掲げ、さらに頑張ろうと気持ちを新たにすることでしょう。

 すべての子どもたちが、それぞれの願いを胸に、一生懸命学校生活を送っていくと思います。

 

 しかし、子どもたちが進む道は、決して平坦ではありません。時には、自分が進むべき道に悩んだり、迷ったりして、歩みが止まってしまうこともあるかもしれません。

 そんなときこそ、私たち教師の出番ではないでしょうか。

 人が自分の夢を追っているときには、悩み迷うのは当たり前であることや、何かを成し遂げようとするときには、小さなことを積み重ねていくことが大切であること、回り道のように思えることでも、真摯に取り組んでいけば、夢に到達できることなど、私たちが経験してきたことを交えて、具体的に子どもたちに語りましょう。

 目の前にいる子どもたちの可能性は、無限です。

 目の前にいる子どもたちの未来は、輝きに満ちています。

 私たちは、いつでも夢や目標に向かって進もうとする子どもたちに寄り添い、支え、応援し続ける愛媛の教師であり続けましょう。

大切なことは共感すること

共感とは、相手の目で見、相手の耳で聞き、相手の心で感じることだ

              (アルフレッド アドラー 心理学者)

 

義務教育課長メッセージ(平成28年12月1日)

「1年のおわりに ~子どもたちから目と心を離さない~」


 いよいよ今年最後の月、師走になりました。

 

12月は先生方も学期末の事務処理等で大変忙しい月だと思います。

忙しいためについ気持ちが焦りがちになりますが、この時期だからこそ子どもたちから目と心を離さないでいただきたいと思います。


 50歳の大人にとっては、1年は人生の50分の1

 10歳の子どもにとっては、1年は人生の10分の1

こう考えると、子どもの1年は私たち大人の1年よりもはるかに大きな意味をもっていると言えるのではないでしょうか。


 希望に満ちた春。新しい出会い。学校は子どもたちと先生方のやる気で活気づいたことでしょう。

リオオリンピックに沸いた夏。暑い時期ならではのスポーツや体験活動など、共に汗を流すことで子どもたちとの信頼関係を深められたのではないでしょうか。

実りの秋。学習への取組が充実し、子どもたちの落ち着いた学校生活を支え、温かく見守ってくださったことでしょう。

 そして冬。寒さに耐え春を待つ木々のように、子どもたちも更なる成長のために力を蓄えていることでしょう。

 

4月から9か月、子どもたちが周囲の人たちとどのように関わり、その中でどのようなことができるようになったのか、皆で一緒に確認しながら、成長をともに喜ぶ締めくくりができればうれしいことです。

今年の冬休みは例年になく長い休みとなります。休み中でも、先生方の心が子どもたちに寄り添っていることを感じられるような御配慮をお願いします。

先生方も御家族との時間をゆっくりお過ごし下さい。

「 川は岸のために  流れているのではない

川のために    岸はできているのである

子どもは     学校のために来ているのではない

子どものために  学校はあるのである

学校はできない子をできるようにしてやるところです。

わからないという子どもをわかるようにしてやるところです。

わからない子のために、学校があり、先生があるのです。  」

東井 義雄(教育者)の言葉より一部抜粋

 

義務教育課長メッセージ(平成28年11月1日)

「実りの秋~読書への誘い~」


「読書の秋」「スポーツの秋」そして、「実りの秋」を迎え、各小中
学校においては、児童生徒が読書や学習などに落ち着いて取り組み、充実した学校生活を送っていることと思います。 

ところで、先日、東京工業大学の大隅良典栄誉教授がノーベル医学・生理学賞を受賞されました。大隅教授が科学の道に進んだきっかけの一つは、お兄さんからもらった本との出合いだったそうです。

この大隅教授の例だけではなく、一冊の本との出合いが、その人の人生に大きな影響を与えることがあります。

私たちは、「読書」という行為により、他者の人生を追体験したり、他者の感情や思考に触れたり、未知の世界の存在に気付き、新たな知識を得たりすることができます。

つまり、読書をすることで、自分の視野を広げることができるのです。その意味でも読書は非常に優れた学びの場です。

今年度の全国学力・学習状況調査の質問紙調査では、愛媛県の児童生徒が読書に費やす時間は、全国と比べて短いと報告されています。

ぜひ、先生方がこれまでに出合った本のことを、子どもたちに語ってあげてください。そして、子どもたちが多くの良書に親しみ、読書の楽しさを味わう機会を設けてあげてください。小中学校時代に出合った一冊の本が、今、先生方の目の前にいる子どもたちの人生に大きな影響を与えるかもしれません。

秋の好季節、読書を通じた体験が子どもたちの将来に豊かな実りをもたらすことを信じて、先生方も好きな本を手に取ってみませんか。


 「書物の新しいページを1ページ、1ページ読むごとに、
      私はより豊かに、より強く、より高くなっていく。」

チェーホフ(ロシアの劇作家)

 

義務教育課長メッセージ(平成28年9月30日)

「 愛媛教育の底力!ここにあり 」

愛媛県教育委員会では、「確かな学力」の定着と向上を目指して、平成24年度から「学力向上5か年計画」のもと、県全体で学力向上に取り組んで参りました。そして、今年度はその最終年度です。

先日の報道のとおり、今年度の「全国学力・学習状況調査」では、国語及び算数・数学の平均正答率を合計した本県の全国順位は、小中学校とも第6位という素晴らしい結果を得ました。

これは、家庭、学校、地域、市町、県が一つになって学力向上に取り組んだこと、愛媛の先生方が、授業力向上を目指して真摯に授業改善に取り組んだこと、そして、何より素直で前向きな愛媛の子どもたちが、最後までねばり強く学習に取り組んだことが実を結んだのだと思います。

今後は、これまで取り組んできたことの成果と課題を検証し、また、学習指導要領の改訂も見据えながら、更なる取組を進めていきます。

愛媛の先生方、どうぞ自信をもって、持てる力を十分に発揮してください。

そして、これからも、魅力ある授業を追い求めていきましょう。

愛媛の子どもたちの()(がお)ために・・・。


 「 平凡な教師は言って聞かせる

     よい教師は説明する

         優秀な教師はやってみせる

             しかし、最高の教師は子どもの心に火をつける 」

        ウィリアム・アーサー・ウォード

     (アメリカの教育者)

 

義務教育課長メッセージ(平成28年9月1日)

「 努力することの素晴らしさ 」

今年は4年に一度のオリンピック、パラリンピックの年。

8月5日から始まったオリンピックでは、日本人選手の活躍が中継されるたびに、心から声援を送り、そのプレーに心が震えました。

 

メダルを獲得した選手、メダルに届かなかった選手、そして、出場することすら叶わなかった選手にも、みな同じように、目標に向かってひたすら努力し、それでも思うようにいかず、時には苦しくて涙した過程があったはずです。

一人一人がもつストーリーに思いをはせるとき、その懸命さに心うたれ、拍手を贈りたくなります。

なぜなら、その努力の過程こそ大きな価値があるからです。

しかし、努力を重ねても、うまくいかないときはあります。

それでも、夢に向かって努力し続ける姿は素晴らしい。

私たち教師も、努力する姿を臆することなく子どもたちに見せましょう。

 

第2学期が始まりました。

様々な学校行事が行われると思いますが、子どもたちにとって、小さな努力の積み重ねの大切さを実感できる学びの場となるよう願っております。

なお、まだまだ暑い日が続きますので、熱中症対策が必要です。

子どもたちへの配慮はもちろんですが、先生方も十分気を付けてください。

 「 僕はいつも一生懸命プレーしていますが、

   今日はよい結果が出なかった。

   でも、だからといって後悔もしていないし

   恥ずかしいとも思っていません。

   なぜなら

   できる限りの努力をしたからです。 」

               イチロー(メジャーリーガー)

 

 

 

 

 

義務教育課長メッセージ(平成28年8月1日)


「整理すること」


 教員は多忙です。

だからこそ、日頃から「整理すること」が重要です。

「今は忙しいから、時間ができたら整理しよう」という姿勢では、机上に書類が次々と積み上がり、仕事の効率を下げるばかりでなく、紛失のリスクも高まります。

私たちは、個人情報をはじめとして、紛失や流失が許されない多くの重要な情報を取り扱っていることを忘れてはなりません。

 世界的な企業であるトヨタ自動車の強さを支える「トヨタ生産方式」。その根幹を支えるのは、「片づけ」にあると言われています。

皆さんの職場、机上はどうでしょうか。

ところで、整理することには様々な効果があります。例えば、次のようなことです。

<仕事の整理>

 現状をきちんと把握し、優先順位をつけることで無駄な時間を減らすことができる。

<頭の整理>

  不安が解消され、今後の見通しをもつことで適切な判断や意思決定ができる。

<心の整理> 

心にゆとりが生まれ、相手への思いやりをもつことができる。教師として子どもたちによりよく接することができる。


 このように考えると、整理することで私たちの人生がより豊かなものになると言っても過言ではないかもしれません。

夏休みを利用して、今一度、整理することについて職場全体で見直してみてはいかがでしょうか。


  「整理・整頓の出来ていない工場に、素晴らしい職人はいません。」

                        ヘンリー・フォード

(フォード・モーター創業者)

 

義務教育課長メッセージ(平成28年7月1日)

「夏休みを前に」

 4月に新学年がスタートしてから3ヶ月が過ぎました。各学校において、先生方は学校の教育目標の具現化に、子どもたちは自分の決めた目標の実現に向けて、創意工夫しながら取り組んでいることと思います。

 

学期末を迎え、成績処理や通知表の作成など忙しいことと思いますが、子どもが頑張ったことや課題、成長したことなどを懇談会の機会等を捉えて具体的に伝えて欲しいと思います。また、子どもの課題は、先生方の課題でもあります。指導が不十分なことについては、自身の指導を振り返り、夏休みに実践できる手立てを考えたり、2学期からの指導計画の見直しを行ったりするなど、改善を図ってください。

 今月下旬には、子どもたちが楽しみにしている夏休みを迎えます。子どもたちを家庭に返すわけですが、「命を守る」ということに言い過ぎはありません。

 あらゆる機会を通じて、命を守る教育を徹底し、夏休み明けには全員が揃って元気に登校できるよう、万全を期してください。

 

また、長期休業中は、体験活動の機会をつくる絶好のチャンスでもあります。

文部科学省が行った「子どもの体験活動等に関するアンケート調査」では、「お手伝い」「自然体験」をしている子どもほど、「道徳観・正義感」が身に付いているという結果が出ています。

 聞いたことは忘れ、見たことは覚え、行ったことは理解するとも言われています。子どもたちには、長期休業中だからこそできる体験をして欲しいと思います。

この夏休みが、子どもにとっても教職員の皆さんにとっても、有意義なものとなることを願っています。


 
「何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない。」 

(アルベルト・アインシュタイン)

 

義務課長メッセージ(平成28年6月1日)

「信頼なくして教育はなりたたない」

あなたは子どもたちを信頼していますか?

あなたは子どもたちから信頼されていますか?

同じ言葉をかけても、信頼の度合いによって、子どもの心への響き方は違うもの。

それは、保護者に対しても、地域に対しても同じです。

先生方は、

「教職に対する強い情熱」をもち、

「教育の専門家としての確かな力量」と

「総合的な人間力」を磨くことによって、広く社会から信頼を得ています。

 信頼は日々の地道な積み重ねにより、時間をかけて築かれるものです。

しかし、信頼をなくすのは一瞬です。

そのことは、肝に銘じなければなりません。


    いつも心は燃えていよう、消えてしまっては駄目。

いつも瞳は澄んでいよう、濁ってしまっては駄目。

坂村真民(「なやめるS子に」より一部抜粋)

 

義務教育課長メッセージ(平成28年5月9日)

熊本県を中心とした地震が、各地に甚大な被害をもたらしています。被害を受けられた方々、今なお避難生活を余儀なくされている方々に心からお見舞い申し上げます。

さて、新年度がスタートして1ヶ月が過ぎました。

年度初めの慌ただしさも一段落し、落ち着いて学習に取り組んでいる学校

運動会にむけて、全校で盛り上がっている小学校

総体に向けて、練習に熱のこもっている中学校

各学校、それぞれの5月を迎えていることでしょう。

そのような中、教職員の皆さんは、子どもたち一人一人の表情をしっかりと確認できているでしょうか。

統計によると、ゴールデンウィーク明けに、不登校生が急増しています。

それぞれの立場で、今一度、子どもたち一人一人を見つめるとともに、常にアンテナを高く張り、笑顔あふれる学校・学級の礎をしっかりと築いてほしいと思います。

あなたにめぐり逢えて本当によかった。

      一人でもいい、心からそう言ってくれる人があれば。

(出典:相田みつをの名言集 - 人生を変える名言・格言)

 

義務教育課長メッセージ(平成28年4月12日)

平成28年度のスタートを迎えて 

桜の花びらが舞う中、県内の各小中学校で入学式及び始業式が行われ、小学生69,421人、中学生34,384人の新たな学校生活がスタートしました。

各学校では、子どもたちが大きな希望や新たな決意を抱き、生き生きと活動する姿があり、明るい笑い声が響いていることでしょう。

私たちは、子どもたちの思いに答えることができます。

愛媛の子どもたちの命を全力で守り、子どもたちの明るい愛顔があふれるよう「チーム愛媛」でともにがんばりましょう。

花は一瞬にして咲くのではない。

大地から芽から出て葉をつくり、

葉を繁らせ、成長して、

つぼみをつくり花を咲かせ、実をつくっていく。

       花は一瞬にして咲くのではない。花は一筋に咲くのだ。

坂村 真民

 

義務教育課長メッセージ(平成28年3月24日)

検定中の教科書閲覧について
検定中の教科書閲覧の問題では、本県の65名の教員が関わっていました。

教科等の研修を深めるために各種研修会に参加することは、大いに奨励されるべきことですが、「李下に冠を正さず」という言葉もあるように、関係業者との利害関係が疑われるような行動は、厳に慎まなければなりません。

愛媛の先生方一人一人の自覚ある行動を期待しています

 

義務教育課長メッセージ(平成28年1月22日)


「学校の元気」 

校長先生の心のこもった言葉、
教頭先生のさりげない声掛けが先生方を救います。

教職員と対話するときは、基本に立ち返り、

相手の目を見て、表情を読み取りながら語ってください。

その場に応じた言葉、温かみのあるひと言によって、

管理職と教職員、また、教職員同士の心はつながります。

管理職の努力なくして、明るく楽しい学校はできません。



 

義務教育課長メッセージ(平成27年12月17日)


子どもが思い通りにならないのは当たり前。

学校の先生は、たとえ子どもが約束を破っても、ルールを無視しても、嘘をついても、
一生懸命、教え諭すもの。

そして、その時も、その後も、子どもを信じ続けるもの。

子どもと向き合う先生には、子どもを包む幅が求められる。
   だって、子どもたちの学校でのお父さん、お母さんは、先生、あなたしかいないのです。


 

義務教育課長メッセージ(平成27年11月6日)

 愛媛県の先生方へ
  子どもへの問いかけやアンケートでは、多くの場合、「大丈夫」という答えが返ってきますよね。
    でも、その「大丈夫」が、親や教師を安心させようとする子どもの心遣いだとしたら…。
  今、私たちには、子どもたちの些細な変化や、心の奥底にある思いに気付く感性が求められています。
  とは言え、感性がなくても、私たちにはできることがあります。 
  それは
  できるだけ長く子どもたちのそばにいること。

  子どもたち一人一人をよく見ること。
  時には声を掛けること。
  それで子どもたちが安心できるとしたら、やってみる価値があるはずです。